関学との練習試合の結果
11/16(日)関学テニスコートにおいて,
関学さんとの練習試合が行われました。
本校からは,審判講習会に参加する4名を除き,
上位シード選手から1年生の初心者に至るまで,
全員で参加させていただきました。
本来は使用できなかったはずのコートを何と6面もご用意いただき,
一人あたり5~6試合と非常に充実した練習試合になりました。
しかし本校で勝ち越した者はわずか2名。
全敗も数名いるなど,まさに「惨敗」でした。
やはり関学さん。層がとても厚く,粘り強いテニスをされます。
本校選手の特徴として,
「派手なテニスはするが,粘り強さが足りない」という欠点があります。
今年だけでなく,昨年もそうでした。
ぜひ錦織選手のような粘り強いテニスをしてもらいたいものです。
14名で6面を使用させていただいたため,
ほとんど休みがないまま連戦連戦という形になりました。
総体やジュニアでは,1回戦・2回戦…と勝ち上るにつれ強豪が登場し,
こちらの体力・集中力も低下します。
今回のような連戦連戦…という形をさせていただいて,
選手たちは自分に足らないもの,特にフィジカル面での至らなさを痛感したと思います。
最後は「腰が痛くなってきました…」だの「足が痛い…」だの本当に満身創痍でした。
ぜひ冬トレで鍛えていきたいと思います。
もう一点。
試合終了後に選手がアドバイスを聞きにに来た時に
「今の試合○○やったよね?改善点を挙げるとするとどこ?」
と質問すると「わかりません」と答える場合があります。
その時はわからなくても,
後で振り返られる冷静さをもって欲しいと思います。
中国の兵法書『孫子』の謀攻篇には,
彼れを知り己れを知れば,百戦殆(あや)うからず。
彼れを知らずして己れを知れば,一勝一負す。
彼れを知らず己れを知らざれば,戦う毎に必ず殆うし。
とあります。
敵情を知り,同時にわが力をも知る場合は,戦いに敗れることはない。
敵情を知らず,ただ自軍の実情だけを知って戦うとき,勝敗は半々である。
自軍のことも知らずして戦う者は,戦いのたびに敗亡の危険をともなう。
という意味です。
「相手がどんな選手か」ということを知らなければいけません。
しかしそれ以上に「自分がどのような選手か」を知らなければ,
もしくは振り返ることができなければ「戦う毎に必ず殆うし」となります。
まさに「ハートは熱く,プレーは冷静に」です。
11/23(日)は,和歌山市民テニスコートにて,
槻の木・近大和歌山さんとの合同練習試合です。
今回の反省をぜひ活かしてください。
2年生は今週金曜日から試験1週間前に突入するため,自主練習になります。
23日を充実させるためにも今からコツコツ勉強を始めてください。